☆講演:
認知症について ~食べてもらうためのアプローチ~ 」
講師:群馬大学・名誉教授
認知症介護研究・研修東京センター
センター長 山口晴保氏
著作多数、テレビ番組にも数多く出演され大変著名な山口晴保先生をお招きしました。会員施設の多職種からも参加申し込みをいただき、広い会場がほぼ満席状態での開催となりました。 今回は認知症についての基本的事項と栄養ケア関連事項をからめてお話しいただきました。認知症になりやすい食生活や特定の栄養素に関する知見をたくさん得ることができました。また、認知症特有のぞれぞれの症状に対しどのようにアプローチしていけば良いか、きめ細かにご説明くださいました。中盤では認知症チェックの簡単な動作テストを全員で一緒に行うなど、バラエティに富んだ内容でした。 今回得た情報を選択肢の一つとして、目の前の対象者にとって何が一番大事かを考えてアレンジできることが大切であると感じました。山口先生が「あと何年生きられるかを加味し、その方に制限や人口栄養が必要なのかを考えること」と話していらっしゃったのが印象的でした。